ちるお題

(1-10) (11-20) (21-30) (31-40) (41-50) (51-60) (61-70) (71-80) (81-90) (91-100) (101-110)
(111-120) (121-130) (131-140) (141-150)
※ 日記の過去タイトルです。都合上10個ごとにまとめてありますが混ぜたり、1つだけピックアップしてもOKです。


(1-10)
岩場の上で独り歌う
じきに此の白と私の境は無くなる
眩む視界の隅に転がる腕
許される偽りのコトバ
画一化された世界に残りし一握りの反逆者
吾が子の手に握られしひとかけらの想い
這い上がろうとする手を踏みにじりし者は
昏き淵に吾が身を映し
誰もいない
倒れ臥す身体に、理性と慟哭を捧げ

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(11-20)
空の果て、轟く大気の怒りを見よ
理路整然と語る其れは狂気という名の哀しき運命
エリュシオン、彼は全てを忘れ、無機質な空間に佇む
キツく握り締めたその手に触れ
只欲しいのは唯一貴方の心
其れ以外の生き方なんて知らない
物より何より貴方が其処にいればそれで
秘めし心と冷たい金属
佇む者
攻めに転じし者

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(21-30)
等価価値のもの
星に儚き邯鄲の夢を見る
つい手が出るサイズ
流れる雲の戸惑いと
足掻く声に耳を塞ぎ
傾げた首に絡まる、あざやかな糸
貴方に捧げる詩を声果てるまで紡ぐ
絶え間ない波に微睡む(まどろむ)
熱に揺らぐ大気は、やがて地を焦がし
絶対零度の剣と蜃気楼


(31-40)
添えた手に力を込めた
力無い身体をゆっくり水底に沈める
いつか逢える日を
悩むべきところは…間違えてはならない
擦れ違う瞬間の永遠
死ぬということは全てからの脱却
黄昏で君を見失う
棺に捧ぐ恋歌
深海の呪縛に繋がれる乙女
分かりあうことのない2者

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(41-50)
ふと視線を落とせば、そこにはぱっくり深い闇
一面のテレヴィジョンは、現実を乖離させる
言葉は時に棘よりも針よりも鋭い
その手を掴めば、一緒に墜ちてくれるわけ?
楽園は錆びた金属で囲われた、みじめな檻
白い闇、磐石の陣が崩れ行く
全てを消し去れよ、春嵐
滲む哀しみが彩衣を濡らし、
励ましを重く感じるなんて思わなかったよ。
さぁどうする?こちらに来れば、二度と帰れなくなるけど。

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(51-60)
しとどに濡れよ。其は水を統べる者
白い果ての無い部屋。崩壊を促す無常の白
秒針を止めて、そのままでいて。
殺戮は夜鳴く獣の慟哭
真鍮の鍵で、この心を抉じ開けて
連綿とつながれた絆
冷たい湖面を滑る素足。
手を振って、さよならって言った。あれが最後だなんて。
殺意に細まる瞳孔。
誰にも認知されないより、誰もいない方が苦しいもんなんだ

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(61-70)
沈澱した記憶が蘇っても、あなたと。
ルールは壊すためにあるんだ。
rather than you
誇り高きものは弱い
ビードロを、思わず隠した
終われ終われ終われ!終末の音よ鳴り響け。
穢れを知らぬものなどひとではない。
踊ろう。この世が終わるそのときまで。
我らを別つは深き闇の帳
追いかけて、届かない距離

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(71-80)
まるでナイフのような、
なすすべも無かった。本当にそうだった?
影に同化するその様はあまりにあっけなく
一人でなんて行かせない。
しのぶれど、色に出でにけり我が恋は。
永遠に終わらない物語を歌い続けよう。
くだらない。そう全くくだらないことだったのに。
終わったことを悔やむなよ。どうせまた同じことやらかすだろ。
悔しいと震えた肩は血塗れで
七番天国の扉はそこに。

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(81-90)
グラリと傾いだのは世界?
世界は鏡なのだと、空を仰いで知る
安寧の地。其処では永遠を約束してはいない。
夢も何も全て。
恋ふれば、散り行く命なれど。
いつもと同じ日なんてホントにある?
喉が焼け付く、恐ろしいまでの乾き。
うまれてきてよかった、そう思えた日
空の粒子に溶けてしまいたい。
双頭の鷲と白い城

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(91-100)
裏って言葉、縁があるんだよね。
地に落ちる濃い影に、夏の訪れを見る
許しを乞うなら跪け
だって怖いんだ、なんてどうして言えるだろう
アンドザッツオール?
背伸びしてもまだ届かない
竪琴を奏でた指は引き裂かれ
手を繋いで逃げたあの日
伸びる摩天楼

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(101-110)
喉が焼け付く、恐ろしいまでの乾き。
朽ちた体、差した指の先
誰もいない自由。自分すら存在しない自由。
聞き取れなかった、始まりの声
滑り落ちた言の葉は地を赤く濡らす
ものぐるほし、おそ咲きそうび
腕の中に閉じこめても届くことなどなく
そう。我は名も無きエンドタイマー
引きずり倒して銃を突きつける。
メルトダウン。臨界突破。こうして一人の世界が終わる。
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(111-120)
何気ない言葉に貫かれた
優しい眼差しより、射殺すまでの殺意をこめて
柱となりて見守らん。其の血が絶ゆるときまで。
麻痺しちゃった。笑う足下の紅い海
撓み弛む夢。水面下からの歪な鏡
叶わぬ星への恋歌を、ちいさく呟いた
見て。見ないで。ただこわかった。
また明日。守れない約束に笑って手を振った
この世で最も悲しくない話
インサニティー・ブルー
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(121-130)
また明日。守れない約束に笑って手を振った
この世で最も悲しくない話
インサニティー・ブルー
こうして手を繋いでいれば叶わないことなんかないんだと思えたんだ。
泥濘から手を伸ばす。誰か掴んでくれたのならきっと、
この廓が世界の全てで、終わりだった
剥落していく想いのかけら
目覚めて、暗がり
あの三日月を蹴って跳べ!
かろやかに、血染めの靴は舞い踊る
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(131-140)
見えない床を踏みしめて、そのしなやかな腕で、突き落として。
RE;PRAYER
剥落していく想いのかけら
凪の夕闇はあかるくくらく
近づく術も知らず、ぼくは太陽を見上げた
思えば思うほど、幸せな気分になれる魔法
ささくれた手にひとひらの雪
巡り廻りていつ吾が道に帰るとも知らず
ちりゆくいのちに、惜しめ、とつぶやける権利もなく
祈り場の影、蒼穹の惑い
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(141-150)
怒りよりは切なくて、痛みよりは快感
屍向こうの虹を探して
奇しくもあの日と同じ逢魔ヶ時
死灰も舞えば華のごとく。く
見下したのは、その低すぎるプライド
優しく冷たく、まるで月のような眼差し
いない寂しさに耐えることもいまや習慣化
輝石をさがして銀河鉄道から途中下車
その頑なな瞼をひらいて、見て。この世界の底辺を
道化の微笑を半分に
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